肩の痛みにお灸はいかがでしょう?

いきなり何これ?と言われそうな写真ですが。。。肩の痛みを訴える患者様に、艾(お灸の原料)を糸状にしたものを患部に据えているところです。まるで田植えみたいですね。実際は、線香で火をつけ、8分くらい燃えたところで消して次の艾に移り、というのを繰り返し、患部全体の血流改善を促します。

40代以上で原因不明の肩の痛みを訴える女性は多いです。長年の肩の酷使に加え、ホルモンバランスの変化により血管や筋肉が硬くなることと関係しているという説もあります。中には就寝中を含め四六時中痛みを感じる方もいらっしゃいます。

治療としては、痛みを生じる仕草をしてもらい、痛みの原因を探った上で関係するポイントに鍼やお灸をしていきます。肩のような関節周りの痛みには写真のように鍼とお灸を組み合わせることが有効です。硬くなった筋肉や靱帯の周りの血流を改善し、疲労物質や痛みを生じている物質を流します。鍼は治癒のきっかけを作り、お灸がその後押しをするイメージで私は使っています。肩の痛みはその部分だけの問題ではなく、からだ全体のバランスの問題と捉え、脳や内臓の治療や首、肩、腰、膝のアラインメントに対する治療も同時に行います。

痛みが生じたら早めに鍼灸治療を施すことで症状が長引くのを防げます。私自身も痛みがあった時はすぐに自分で鍼や吸角で治します。写真の患者様は痛みが生じてから数ヶ月経っているのですが、お灸をしたことで痛みが半減したと喜んでお帰りになりました。