今年度より勉強を続けている、女性鍼灸師フォーラム主催の妊婦さんへの鍼灸治療講座は、
ひとまず基礎段階を終え、12月より後期講座が始まりました。

一回目のテーマは産後、母乳育児支援。
産後の女性の身体やメンタル面での変化、母乳分泌のしくみやトラブルと支援のあり方について
学びました。実技では、産後の女性の多くが悩む首、肩部の凝りを解消するための治療法を体験しました。

産後支援は、実は私が最も力をいれて行きたい分野。はり灸の道を選んだ原点にあるのです。
第一子出産後、初めての育児で身も心もボロボロだったときに、母乳育児相談室や、
出張で骨盤調整を施術してくれた助産師さんに随分お世話になりました。
身体を触ってもらいながら話を聞いてもらってどんなに救われたことか。
そして育児に関する講座や会を通じていろいろな出会いがあり、少しづつ自分なりの育児の
やり方を身につけることが出来ました。今の私の育児に関する考え方やり方はすべてあの頃に学んだことがベースになっています。

自分以外の同世代の母となる女性をみていて、最初の育児というチャレンジをいかにうまく乗り切るかがその後の育児の在り方を左右するというのは本当だなと実感します。そしてその鍵を握るのは、初めての育児という最もハードな時期に、子育てについて適切な助言をもらい、また優しくいたわってもらった経験の有無ではないかと思うのです。一昔前までは、家族、とくに母親がその役目を担っていましたが今は諸事情でなかなかそうはいかないのが現実。

鍼灸師と産後支援は一見つながりにくいかもしれませんが、小さな子供を持つ女性にとって、一時間前後、身体のケアを受けながら話を聴いてもらう、そんな機会はなかなかないと思うのです。女性として、妻として、母として、仕事と育児を掛け持ちする女性として、はり灸を通じて子育て中女性の日々を少しでも明るく照らすことが出来ればこんな嬉しいことはありません^ ^

写真は患者さんから頂いたゆず。今年は豊作なのだとか。

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