排卵誘発とは
不妊治療(一般不妊治療から高度生殖医療まで)において、良好な卵子を複数確保するための卵巣刺激法です。脳下垂体や卵巣の刺激によるホルモン調節、排卵調節などを目的とした薬物療法が中心になります。

排卵誘発剤の種類
基本的には内服薬か注射剤かで分ける事ができます。
それぞれの特徴は以下のとおり。
        内服薬                 注射剤
どんな薬? 脳に働きかけ卵胞を育てる    卵巣を直接刺激して卵胞を育てる
作用効果  より弱い(2-3個の卵子)    より強い(2-3個以上)
副作用   抗エストロゲン作用       OHSS(卵巣過剰刺激症候群)
      (子宮内膜が薄くなる、     多胎リスク
      頸管粘液が減少する)
      多胎リスク
具体例   クロミフェン療法        ゴナドトロピン(hMG-hCG)療法

後述しますが、低刺激法か高刺激法かで内服薬と注射剤の組み合わせが変わってきます。また、排卵日をコントロールするなど、各療法に補助的に使う薬剤(例えばスプレキュアなどの点鼻薬)もあります。

どの薬剤をどのように使うかは、患者さんのお身体の状態や治療計画、副作用リスクを考慮して、医師によるインフォームドコンセントのもとに決められるようです。