写真 (4)鍼灸の専門学校時代、いつも誰よりも早く教室に入り一番前の席で先生の話を聞き、誰よりも勉強していたSさん。私の母とほぼ同年齢でクラスメートの間でのあだ名は「お父さん」。当時学校の託児所に一歳の娘を預けていたのですが、学校に連れて行くたびに抱っこをしてとても可愛がってくださっていました。娘が幼稚園に入ってからもしょっちゅう娘のことを気にかけてくださり、時々奥様からの素敵なプレゼントもくださったりと、何かと心遣いをしていただきました。

3年生になりクラスが分かれあまり話す機会がなくなり、結局その年の国家試験に不合格されたときにはなんとお声をかけてよいやら分からずのまま、震災が起きてクラスメートがバラバラになってしまい、Sさんとも長らく音信不通が続きました。

そんなSさんと先月、鍼灸の勉強会でまさかの再会!専門学校を卒業後まもなく奥様を乳がんで亡くされたこと、そして3回目の挑戦で国家資格を取得されたこと、免許取得後勤めた鍼灸院を短期間で辞められたことなどを伺いました。そんなご苦労などみじんも感じさせない前向きな姿勢に再び勇気付けてもらいました。

今朝Sさんから開業祝いを頂戴しました。「遅くなりましたが気持ちです。お受け取りいただければ幸せです。」と言葉が添えてありました。Sさんの大きくて暖かなお心遣いを受け取るとともに、Sさんの今後のご活躍を心の底からお祈りします。