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先月より、かめおかゆみこさんの「聴く」講座に参加しています。

今後医療に携わるものとして、いちばん大切にしたいのが、来てくださった方のお話を聴く、ということ。
「3時間待ちの3分診療」といわれるように、お医者さんに行って話を聞いてもらえなくて悲しい思いをしたという
経験は沢山あると思います。それじゃあ、本当の意味で治らないと思うんですね。
その方がどうしてここにいらしたのか(来院目的)、何故こんなふうになってしまったのか(問題の原因)。
その方の生活背景も含めてお聴きしていかなければ分からないことは沢山あると思います。

例えば、ある方が腰痛を訴えている場合、痛むところだけを治しても再発する可能性は高い。
日常生活の中で腰に負担をかける動作をしていないか、細かく聴くことで原因が見えてくるのです。
さらに、毎日ご家族の介護をしていらっしゃるのか、仕事で一日中パソコンに向き合っているのか、
腰痛をうみだしている原因によって、治療箇所やセルフケアの方法も異なってきます。

そのときに注意しなければならないのは、こちら(施術者)が話しすぎないこと。
何か問題を抱えている人を目の前にすると、どうしても自分が持っている情報を伝えて何とかしてあげたい、
なんて思ってしまうのですね。でもそれは、求められて始めてお話することであり、また実際にその情報をもとに
行動を変えるか変えないかは相手に委ねる、そういう姿勢でないと、単なる押し付けになってしまうと思うのです。

先日の講座ではいろいろなヒントがありました。
わたしたちは、毎日、いのちの時間を生きている。
それは自分にとってかけがえのない、一瞬たりとも同じ時間は存在しない大切な時間。
と同時に過去と未来をつなぐ時間でもある。
それは目の前の人にとっても同じ。
そういう思いで相手のことを本気で聴く、つまり、自分のいのちの時間を丸ごと相手に捧げる。
そうすると、相手は必ず、この人はちゃんと話を聞いてくれる人だ、と思ってくれる。
聞いてもらえたと思うと、その人は勇気が出るし、たとえ落ちこんでいたとしても気持ちが立ち上がる。

頭では別のことを考えながら聴いているふりをする、すぐに自分の話に持って行く、相手の話をさえぎる、
などは、相手のいのちの時間を踏みにじるばかりでなく、じぶんのいのちの時間を粗末に扱うことにもなる。
いやあ、実際、こういうこと多いです。。。反省。

いのちの時間

この言葉を大切に自分に刻みつけて毎日を丁寧に過ごして行きたいと思います。