お灸は、ヨモギの葉の裏の白い毛だけを集めて作った艾(もぐさ)を原料としています。左の写真が艾で、これは主に点灸又は透熱灸といって、皮膚に直接のせて使用します。

ヨモギには、食欲増進、止血、免疫向上、虫除け等、実に様々な効果があります。そのなかでも、お灸は免疫向上や血流改善、リラックス、自律神経調整などが期待できます。艾を皮膚上で燃焼させると、熱によってヨモギの有効成分であるシネオールが体内に浸透します。香りによるリラックス効果はもちろん、シネオールによる温熱刺激によって白血球が増え、免疫力が高まります。

右の写真は艾のカイロです。皮膚に貼ると温かくなります。艾のカイロは、市販の通常のカイロとは違い(こちらは乾熱です)、湿熱なのでより体の深いところまで温めてくれます。風邪かな?と思ったら、首の後ろの大椎(だいつい)というツボに貼っておくと、いつの間にか症状が消えます。便秘や生理痛がある人は、おへその下とその裏側の仙骨部に。さらに、下着にナプキンを当てるようにヨモギカイロを貼ると、ヨモギ蒸しのような効果が得らます。

今朝、治療院の艾を補充しようと艾の箱を開けた途端、ふわーっと良い気が流れたような気がしました。艾には、単なる効能を超えて、人を元気にする不思議な力が宿っているのだと思います。4791da1c-57aa-4737-a5a4-180ca9c2b82cc03f56a2-7986-4949-9bb7-f92508979bee-2