前回の脂質異常症と鍼灸(2)食事法で、血液の滞りについて触れましたが、東洋医学では、脂質異常症を「痰湿」(たんしつ)と「瘀血」(おけつ)の状態であるとみます。

「痰湿」は、食べたり飲んだりしたものが体内に溜まり、中性脂肪やコレステロールに姿を変え血管壁にへばりついているような状態を、「瘀血」は血流が停滞してしてる状態を指します。

脂質異常症は生活習慣病であることから、食事を変えることが何よりも重要です。はり灸では、食事法の効果を高める目的で、上の2つの状態を改善するための治療を行っていきます。例えば、痰湿を追い出し、消化吸収能力を高めるために胃や脾の経絡を、瘀血を解消するために肝や脾の経絡を重視するといった具合です。

また、痰湿や瘀血を生み出している背景にストレスや過食がある場合、自律神経のバランスを崩していることが多いため、自律神経を整える治療を行います。冷えも大いに関係があります。はり灸は、血流を改善し、身体を芯から温めます。

はり灸養生院いのうえでは、脂質異常症と診断された方に、食事法の実践とはり灸による体質改善の両方の面から症状改善のためのお手伝いをさせて頂きます。